バスラーのシネ通vol2021-28-1223「アナザーラウンド」
「アナザーラウンド(ANOTHER ROUND)映画『アナザーラウンド』オフィシャルサイト (anotherround-movie.com)」7点
立シネで観ました。今年のアカデミー国際長編映画賞を獲得したデンマーク映画です。
後は助演男優賞ダニエル・カルーヤの「JUDA and the Black Mesaiah」だけが未鑑賞で日本公開は今だ未定。
ーーーー出展:シネマトゥデイ
見どころ
アルコールをめぐる仮説を証明するため、酒を飲み続ける実験に挑む中年男たちの行く末を描いた異色作。
『偽りなき者』のトマス・ヴィンターベア監督、脚本のトビアス・リンホルム、主演のマッツ・ミケルセンが再び組んだ。
同作に出演したトマス・ボー・ラーセン、ラース・ランゼのほか、マグナス・ミラン、『ヴェラの祈り』などのマリア・
ボネヴィーらが共演。第93回アカデミー賞で監督賞と国際長編映画賞に選出されたほか、数多くの映画賞で高い評価を
獲得した。
あらすじ
さえない高校教師マーティン(マッツ・ミケルセン)と同僚3人は、ノルウェー人哲学者が主張する「血中アルコール濃度
を一定に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を確かめる実験を開始。仕事中でも構わず酒を飲み続け
ほろ酔い状態を保つと、授業も楽しくなり生徒たちとの関係も良くなっていく。仕事だけでなくプライベートも好転するかと
思われたが、実験が進むにつれて制御が利かなくなってしまう。
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0.05%の血中アルコール濃度で仕事もプライベートも上手く回るという仮説は本当かもと思ってしまいます。
確かにホロ酔い加減だと何でも出来そうだし、一歩踏み出すのも容易な気がします。
しかし、この作品はそこで留まらずエスカレートしていく中で自分の人生を改めて見つめ直すヒューマン作品に仕上がって
います。友人の死から3人は何かに目覚めます。それは、アルコールに頼るのではなく自分自身の殻を脱ぎ捨てて素の自分
をさらけ出す。
ラストで高校生が卒業する港で主人公のマーティンがダンスする姿は正に自分をさらけ出し自由になった瞬間だと感じました。
さすが、アカデミー賞の最優秀作品になる映画は違う。
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