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zoom RSS バスラーのシネ通vol2017-27-804「わたしは、ダニエル・ブレイク」

<<   作成日時 : 2017/03/28 15:20   >>

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「わたしは、ダニエル・ブレイク http://danielblake.jp/」6点
イギリスの庶民派監督ケン・ローチ作品で、一旦引退しながら貧困の格差に心を痛めて再度メガホンをとった
作品です。
以前観たスエーデン製「幸せなひとりぼっち」と同じテーマで止む無く職を失ったシニアがセイフティーネット
綻びからこぼれて行政の仕組みに翻弄される庶民を描いて社会を風刺しています。

----出典:シネマトゥデイ
見どころ:『麦の穂をゆらす風』などのパルムドールの常連ケン・ローチ監督がメガホンを取り、社会の片隅で
必死に生きようとする男の奮闘に迫る人間ドラマ。病気で働けなくなった主人公が煩雑な制度に振り回されな
がらも、人との結び付きを通して前進しようとする姿を描く。コメディアンとして活動しているデイヴ・ジョーンズ
らが出演。ローチ監督にパルムドールをもたらした力強い物語に震える。
あらすじ:59歳のダニエル(デイヴ・ジョーンズ)は、イギリス・ニューカッスルで大工の仕事に就いていたが、
心臓の病でドクターストップがかかる。失職した彼は国の援助の手続きを進めようとするが、あまりにもやや
こしい制度を前に途方に暮れる。そんな中、ダニエルは二人の子供を持つシングルマザーのケイティと出会う。
-----

私も退職後ハローワークのお世話になりましたが、作品中のイギリスの職安も同じような対応や仕組みに自分
の体験と重ね合わせて観ていました。
私の場合は幸いにも深刻な状況ではありませんでしたが、ダニエルのように年金もなく職もなく行政の支援だけ
が頼りの人にとってはまさに生きるか死ぬかの瀬戸際だと思います。
でも、規則一点張りで相手の状況や気持ちを考えない今のお役所はどこの国も同じだと考えさせられました。
一方、私も役所の嘱託で働いてみて夜遅くまで残業したり休日出勤したりとサラリーマンと同じくらい業務に追わ
れている職員の人を見ていると複雑な気持ちになります。
ラストでケイティーが弔辞のなかでダニエルが残した言葉に「私は税金も納める普通の市民だ、それ以上でも
それ以下でもない」という言葉に感動しました。
一人の人間として尊厳をもち懸命に生きる人の物語です。決して遠くの国の話ではなく身近な現実だと思いま
した。

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「わたしは、ダニエル・ブレイク」
なんという胸を打つ、そして胸が苦しくなる作品。ただ実直に生きていくことの難しさをここまで見事に描き切るとは!監督ケン・ローチは引退を撤回してこの作品のメガホンを取ったと聞いている。ケン・ローチだから、ケン・ローチでこそ、社会派ケン・ローチ…色々表現はあるかもしれない。だがやはり素晴らしいことに変わりはないのだ。ダニエル・ブレイク。初老の男。イギリスの労働者。妻を亡くし今は独り身。何十年も大工一筋で生計を立てていた。それがある日現場で心臓発作で倒れ、主治医からは勤労を禁じられる。ところが役所の判定... ...続きを見る
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